10/29(木)

EM:6kmT.T+6km
T.T自体はまだまだ温いと思う。昔の自分達から見たらけっこーがんばってる、っていうところに満足しないで欲しい。上を上を目指して欲しい。

で、T.Tの後何人か指導。
個人的な考えとしては、自分の理想の漕ぎがあるとして、それに向かって相手を型に押し込めていく、っていうのはやはり違うんじゃないかと思う。
一人一人骨格も、筋肉も、Rowingに対する考え方も違う中で、そのときの相手に一番必要なことを気づかせてあげて、艇を速く進められるようにしてあげることがコーチにもCOXにも求められるんじゃないかと思う。
でも、CrewボートになればCrewとしての漕ぎを示していくのは自分だと思っているわけだが。少し自分の中でも矛盾してるか??でもストロークによって作ろうとするCrewの漕ぎは当然自分の中で変化するわけで…どうなんだろう?そこら辺上手いバランスでできるようになりたいな。

で、とりあえずゆーたは最近肩周りをしっかりと使い切るところに挑んでいたわけだが、それが少し行き過ぎて上半身に頼る漕ぎになりそうな感じがでてきたから少し方向修正。全身を使い切るためにちゃんと膝もたたんで脚長く使って、艇にかぶり過ぎないようにしようと指示。今までやってきたこともあっていい感じに向かいそうな気配。
一発で理想の脚長く使って上半身もしっかりと使い切ってー、って漕ぎにできればいいんだが、やはりまだ自分には難しいようで。あっち行って少し行き過ぎて、こっち来てそんな感じでーって行ったり着たりで段々上に上がってく感じなる。もっと効率的に目標に向かえるようになればいいんだが…とりあえず今はそういう感じでも挑み続けてそういう風になれればいいと思う。

高井はちゃんと使い切ろうねー、ということを少しDrillを挟んで指示。だいぶよくなった。ただまぁやはりまだ体は慣れていなくてすぐ元に戻ろうとしてしまうので、強い意志で挑んで欲しいと思うし、俺もちょいちょい意識付けしたい。

武田は体を使い切るということ(特に脚)もそうなんだが、何よりもまず今バランスが悪いということが本質的な問題だと最近ずーっと思っていたのでこの間ぐらいからハイト差をキープしてクラッチを感じるところをアドバイスする感じにした。特に今日みたいなハイレートを見せてくれると問題が浮き彫りになっていい。この間やったときからだいぶ難しかったようなんで、さらに明確にイメージしやすいように少しDrillを改良して指示した。いいのもでていたので、そんな感じで土台を整えて欲しいと思う。

ドリルばっかやって本質を見失ってもしょうがないが、伝えたいことを分かりやすく伝えるためにレパートリーが一杯あるのはいいことだと思う。もっともっと外を見なければ。

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肩甲骨(菱形筋)について。
スイープは良いんだが、スカリングで肩甲骨を前に出すって言うのはどういうことなんだろう?と思い悩む今日この頃。
杉藤さんは「グリップとグリップの間を遠くに開いていって開ききったところでキャッチ」ということを言っていた。
当然スカルオールのアークを考えれば外に外に開いていく動きであって、それに忠実に動こうとすると肩甲骨って前に前に開いていく運動と微妙に逆行するような気がするわけで…
もちろんそこら辺がロックしてがちがちになっている状態は論外としても、ストレッチするときと完璧に同じような動きを仕切ることはないのではないか??と、思う。
まぁ当然Rowingの最中にストレッチほどぐいーっと伸びきることはないのだから(伸びるのかな・・・?)、そこらへんがが自由に動く体を作っておいて後はロックしないでだゆーんって感じで自由に使えれば十分な大きさが出せるとは思うのだが。
でもデンマークの軽量級ダブルはそれを両立しているように思う。
「決める」のではなく「抜く」ってことなんだろうか。疑問は尽きない。
追記:手先で考えると矛盾するけど、根元根元で考えると矛盾しないような気もする。とりあえず艇庫いったらビデオみて勉強するか。たぶんあんまり問題ないんだろう。

昼:マイケルジャクソン THIS IS IT 鑑賞
最高にかっこよかった。久しぶりに映画館をいい気分ででた。
どうしても目がマイケルを追ってしまうので、次はダンサーとかにも目を配りながら見たいと思う。
ダンサーも凄く上手いけど、彼らは音楽に完璧に合わせて動いている感じ。マイケルは自分のダンスで音楽を操るような感じ。
不思議だなぁ。まぁただ単にリズムが少し突っ込んでるだけともいえなくは無いが…
まぁとにかく面白かった。今日はいい日だ。