9/2(水)

AM:VAR
4*:6KmUP-1000*2(Running SR32)VS法政-1500RaceImage*2(SR20)+ST練
3:10だからそれなりなんじゃないだろうか。ただ、レースの展開というか、スパートから落ちて崩れていく流れが8+のときとまったく変わっていない感じがする。無意識のうちに染み付いている感じがするというか。それを打開して欲しくてレースイメージで1500やってもらったが…そこは他の艇見てたのでなんともいえないな。とにかく、同じようなレース展開で負けることだけはして欲しくない。
最後に少しよくなったらしいが、とにかくグリップの高さを決めてまっすぐ押せるようになればいいと思う。その結果にアプローチする言葉は多ければ多いほどいい。俺のアドバイスが効こうが、平山のアドバイスが効こうが、はたまたどっかで小耳に挟んだ何かが効こうが。とりあえず今は何でもいい。
個人的には、それをすべて自分でまかなえるようなCOXになりたい。困ったらあいつに聞けば大丈夫だ!!みたいな。そうとう難しいとは思うけども、挑み続けたい。
後はスタートのイメージが少し温い感じがするのでそれを伝える。

2-Aはだいぶよくなったらしい。ハイレートはもっと整合性を持って動かせると思うが。

なんというか、やはり陸にいると(水上にいたらいたで同じこと言ってるんだけど)、自分の無力さを感じる。
自分の力で、Crewを速くすることができる、勝たせられるっていうのは、すごいことだ。
そういうCOXになりたい。
なんども考えてきたことだけど、もしかしたらそれはCOXに色々なものを求めすぎなのかもしれない。でも、やっぱりそうなれたらかっこいいと思う。そうなれるように努力していきたい。

昼:歯医者
人生で2回目?の歯医者。どっかが痛いわけでもなく、なんで行ったのか自分でもよく分からない。まぁ、自分への説明なんて、「今日はそういう気分だったから」で十分か。せっかくひと段落着いてるんだから、身体を整えるのは悪いことじゃないだろう。
自分で鏡で見て虫歯か?と疑っていた場所はそうじゃなかったらしい。まぁ違う場所でちっちゃい虫歯が見つかったんだから、せっかくだから治そう。

とりあえずはじめて歯の型?を取ったが、気持ち悪かった。子供の頃からよく行かざるを得なかった人が歯医者が嫌いになるのも頷ける。

PM:VAR16
4*には基本的にブレードワークを言い続けた。そのために必要な手首や肘も同じ。仙台見たからかなぁ。
本当にボートは難しい。やはり遅いクルー、進んでいないクルーは「すべて」足りない。でも、それを改善していくときにどの一点をいうのか。
ドライブなのか、リカバリーなのか、ブレードワークなのか、ハンズアウェイなのか…
ドライブ主体だけど、リカバリーを軽視しちゃいけない。艇を進めるのはオールしかないけれど、自分の身体を無視しちゃいけない。気持ちよく進めてあげたいけれど、感覚だけに陥ってもいけない。
以前けーたさんと話したことがあった気がするが、一流のコーチは自分なりの本質、一点を明確に持っているような気がする。
長畑さんなら、ワンピース、のように。冬場は「シンプル」かと思ってたが、まぁそれも大事だけど、今はそれだけじゃいけないような気がする。
とりあえず試行錯誤して、成長していきたい。そのために使えるものはなんでもつかってやろう。

あがってから2+に少し聞かれた。あまり見てなかったので、明日の朝は少し配分を移そうかと思う。

夜:WT
上半身系。我ながら、恐ろしく虚弱になっていると思う。
昔みたいにノートをつけたほうがいいんだろうけれど…いいノートがない。明日ぐらい買うか。

夜2:Video
世界選手権のレース映像を見てて思ったこと。
特に2+の映像見てて思ったことだけど、国ごとにすごい「チームの漕ぎ」があるなぁ、ということ。
イタリアはすごいボディも使って高いところまで押し切って、その分ハンズアウェイも速い。
オーストラリアは結構2-みたいなイメージで、すごい強いボディーまで一気にレッグを使い切って、最後に少しアームが残る感じ。でも引くわけじゃないんだよなぁ。
ポーランドも後ろの姿勢に特徴があってグリップの返しの速度がチームで同じ感じがする。
ドイツも後ろの「つ」の字の余裕感がどの艇を取ってみても同じ感じがする。
一橋とかの「一橋っぽい」っていう悪い感じの特徴を取ったんじゃなくて、すごいRowingに哲学がある感じ。そして、それを統一するコーチの存在。チームとして共有された哲学。
EnglandRowing見ててもそれをすごい感じる。GreatBritainやカナダもそうだよなぁ。
自分がそういう存在になれるとは、とても思えない。少なくともも、今度からコーチをするとして。

自分は一橋のCOXとしてはそうとう確固たるイメージを持ってCOXをしてきたとは思うけれど、特に陸にいるときにそれを主張するほど自分に自信がないと思う。
今も4*や2-を見ているが、基本的には「今の彼らの漕ぎ」をよくするためのアドバイスをしているだけであって、「こう漕げ!」とは言っていない。特に4*は(8+の頃からそうだが)ヒロシの考えって言うのがよく分からないところがあるから、一歩引いている感じはある。
水上ではもう少し自分の「理想の漕ぎ」みたいなものは提示してきたつもりだが、やはり基本的にはストロークや7番の個性を活かしてやろうとしてきたと思う(特にヒロシ整調の時は)。

まぁ逆に言えば俺はただのCOXであって、コーチじゃないからそういう存在でいいのかもしれない。でも、それぐらい自分に、自分のRowingに自信が持てるぐらい努力と実績を積み重ねていければいいなぁ、と思う。

もう一橋のCOXとしてのボート人生は終わったのに、こうしたい、ああしたい、こうしていればよかったのかな、ああしていれば…みたいな気持ちがずーーっとついてくる。
本当に女々しい人間だ。情けなくなってくる。もっと成長しなければ。