インカレ最終日

EM:3km
昨日のMTGで決めた「送り出し」を重点的に狙ってのワーク。
いいのが出ていたんじゃないだろうか。
狙いどころはシンプルに、リラックスしたCOXで勝負したい。

cox計量:55.10kg
最終日が一番軽くなっていたが、無事通過しました。

Race:

No.193 Lane Crew 500 1000 1500 2000 Result
2 仙台大学 1'27"04 2'57"66 4'27"75 5'54"93 2
3 日本大学 1'26"24 2'53"91 4'24"18 5'51"77 1
4 早稲田大学 1'26"61 2'56"03 4'27"46 5'57"47 3
5 一橋大学 1'27"77 2'58"73 4'30"41 6'01"51 4

翌朝書いてます。昨日は整理がつかなかった。

結局、メダルは取れなかった。そして、自分の最後のcoxが終わった。

とりあえずレースについて整理しておくと、まぁやっぱりレースアップからいいものが出ていたとは言いにくかった。
とにかく最終日は押し込みの一点に絞ったわけだけど、8枚でそれが表現できなかった。特にレートアップはよくなかったなぁ…
スタートは悪くないのがでたと思う。ただ、やはり押し込みを意識した分いつもより一本で動くようになったけど勢いが死んだような気もしていた。
レースアップで悪いことは言わないので「完璧!もらったね!!」とか言っていたけれど、まぁやっぱり冷静に思い返せば不安が残るアップをしていたなぁと思う。

で、レース。

スタートからでることができなかった。自分達が大失敗したというわけではないと思う。でも、15本では完全にでられてたな。気持ちか、テクニックか、経験か、すべて合わせて自力の差か。
で、でもとにかく落ち着いてついていくしかなかったから、余裕のあるコールで回りを気にせずに狙い続けることは出来たと思う。「早稲田オール入ってないから絶対崩れる!いけるぞ!」とか行ってたしな。
でもまぁ、結果的にはスパートの出遅れ(出遅れって言うか、ついていけなかったというか)から、やはり課題のスパートからレートがずるずる言ってしまうところがでて、そこで勝負はついてしまった感がある。
とにかく落ちたら負けだと思っていたから、押し込みを強調しながらあげるコールを入れ続けた。最初はメリハリをつけて入れていたけれど、やはり一回のコールであがりきらないとコールが多くなって、その分コールの重みも分散する。良くも悪くも、今までやってきたことがでるのがレースだと思う。
加藤が「あげろー!」って叫んでたなぁ。あいつがすげー押し込むからストサイ引きずりこまれたしな。

で、まぁ正直後は負けレースで責め続けるだけになってしまった。攻めるだけ攻めた…とは思う。コールの上では。ただ、クルーとして攻めれていなかった(実際にはあがらなかった)んだから…まぁなんともいえないな。普段の練習からレートの管理に甘えがあったのも事実。
レートは大事だ。そして、強さも、大きさも、リズムも、ユニフォーミティも、すべてすべて大事だ。

一番COXとして悔しかったというか、情けなかったのは、大蛇行したこと。B4足蹴り4本で、Sサイが大負けして、早稲田側によってしまった。インカレの最終レースで「一橋!一橋!」ってお前…かっこわる。平山がそんだけすごかったってことだなぁ…
コールで「はい、レーン気にしないよ!自分に集中!!」って言えるだけ冷静なレースはできてたけれどもね。それも情けないことか。

で…まぁ負けてしまった。と。

レース後に阿部さんとお話して、まさにその通りだな、と思ったのは、「FAにでて、初めて分かる課題がある。」っていうこと。ここがスタートラインなんだっていうこと。
やっぱり皆で話したけれど、あれは別世界だった。インカレの最終レースに自分達がでるっていうのは、こういうことなんだ、って、他の艇がいないレースアップからヒシヒシと感じた。でもそれでも波を立ててアップを邪魔する審判たちはさすがだと思うけれども。
イメージするだけで、あそこで勝負はさせてもらえない。経験して、そこから始まるんだ。簡単に「優勝」なんて、言っちゃいけないんだと思う。
ポジティブシンキングは、大事だけれど、それとこれとは、まぁやっぱり別なのかなと。


なんだろうなぁ…取りとめもないけど色々思ったことは書いとこうかな。

2年の新人戦以来、ずーっとイメージはしてきた。インカレエイトでFA行って…メダルが取れたらなぁって。でも、やっぱり経験してないことは漠としたイメージでしかなかった。
で、どのイメージも、ずーーーーーーっと隣にいたのは、早稲田で。国宗で。どうやったら、あいつに勝てるのか。けっこーそれだけのためにやってたような気もする。
好きだからこそ、尊敬してるからこそ、勝ちたいって言うか。

でも、それで勝てるイメージが描けたことって、やっぱりほとんどなかった。勝てると思ってないCOXが乗ってたら、勝てるもんも勝てないと思ってたから、無理にガッツポーズして、喜ぶ姿だけはイメージできるようにしていた。でも、レースのイメージを付加すると必ず、結局本番みたいに負けてた。

最後のほうは、勝てると思ってなきゃ、勝てるもんも勝てないって言い聞かせてイメージしてた気がする。
だから、正確にはイメージ、じゃなくて、もう夢想みたいな。なんかよくわかんないけど、勝ったぞー!って。

でも、やっぱりレースの中身をイメージすると、毎回負けちゃうんだ。ほとんどその通りにしかならなかったな、って思う。

レース前は、たぶん頭の中とかすげー物質みたいなのがドバドバでてるから、「楽しみだ。勝てるぞ。ぜったい。いける。ベストがでる!!」って、思える。
やっぱりそんなに甘くはねー。やってきたことしか、リアルに想像できることしか、やっぱりできない。

だからこそ、ここがスタートなんだよなぁ。きっと。なのに、乗る船ねーとか言われても。。。
いきなり、「もう飯食っていいぞ」とか言われても。。。別にそんなの、これに比べりゃ小さなことだよ。耐えれることだよ。だから、もう一回挑ませてくれよ。。。
あー、画面がぼやけてよく見えん。ブラインドタッチできてよかった。。。


結果的に、よかったのかな、って思うことの一つは、自分の身長。
減量中はしんどいし、減量しなくていいCOXがうちには一杯いるのに、なんであの程度しかできないのか、不思議でしょうがなかった。なんて弱い奴らだ、と。
でも、たぶん逆だったのかもしれない。
俺がCOXでいるためには、常に体重を気にしてなければいけなかったから。
自分がCOXでいるために、常に努力が必要だったから。
だから本当にほとんどフルタイムで、ボートのこと考えてられたのかもしれない。なかば強制的に。


あー、取りとめもないなぁ。


国宗とか、立石さんとか、まぁいろんな他大の人が、「一橋の躍進はおまえがいたからだ。」とか、言ってくれる人もいる。国宗にそういわれるのは、ほんの少しだけうれしかったりもする。
でも…どうだったんだろうなぁ。この程度しか、できなかったのかなぁ…わかんないなぁ。
何をしてきたのかな。何ができたのかな。もし、メダルとって、形になって残ったら、少しは何か出来た気になれたのかな。
もし、仲間にそういってもらえたら、そういう気になれるのかなぁ。わかんねぇなぁ。

あーーーーーー、やっぱりまだスタートラインなんだ。ここからなんだ。
なのに乗る船はないんだ。俺のCrewはもう無いんだ。あそこに座れないんだ。苦しい思いができないんだ。傍観者でしかいられないんだ。。。

だめだな。なんか感情的になって泣けてきてしまうな。これぐらいにしとこう。